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エフピーエムNews 第83号 資産運用を学ぶ-金利と債券 編-

【今回のテーマ】資産運用を学ぶ-金利と債券 編-

今回は「資産運用を学ぶ-金利と債券 編-」と題して金利と債券についてお話したいと思います。
資産運用に興味を持ち始めたばかりの方や、既に資産運用を始めている方にとっても、金利と債券の基礎知識は非常に重要です。
あらゆる年代の方が、今後の資産形成や退職後の生活を考える上で、理解しておくべき基本的なテーマとなります。

金利とは?
まず、金利とは何でしょうか?
金利は、お金を借りたり貸したりする際に支払われる利息のことを指します。
銀行にお金を預けると、そのお金を使って銀行は他の人や企業に貸し出しを行います。
この時、銀行は預金者に対して利息を支払い、借り手からは利息を受け取ります。
この利息の割合が金利です。

金利が経済に与える影響
中央銀行が行う金融政策のひとつに「金利の操作・誘導」があります。
金利が高いと、借金をするコストが増えるため、企業は設備投資を控えたり、個人は住宅や車などの大きな買い物を躊躇したりします。
これにより、消費や投資が減少し、経済活動が縮小する可能性があります。
一方、金利が低いと、お金を借りるコストが下がるため、企業は新たなプロジェクトに投資しやすくなり、個人も大きな買い物をしやすくなります。
この結果、経済が活性化し、成長が促進されることがあります。
このように、金利は経済全体の動向に大きな影響を与える重要な要素です。
そして現在、日本では金利上昇の方向へ、一方、アメリカでは金利が低下する方向に向かっています。

債券とは?
債券は、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する借用証書のようなものです。
債券を購入することで、投資家はその発行体にお金を貸し、一定期間後に元本と利息を受け取ることができます。
債券には、債券を発行する発行体、満期までの期間、利子の支払方法、通貨などさまざまな種類があり、
定期的な利息収入が期待できるため、比較的安定したリターンを求める投資家に人気があります。

金利と債券の関係
金利と債券の価格は逆相関の関係にあります。
金利が上昇すると、新たに発行される債券の利回りが高くなるため、既存の低利回りの債券の価値は相対的に下がります。
なぜなら、投資家は同じリスクを負うならより高い利回りを求めるからです。
その結果、既存の債券の価格は下落します。
逆に、金利が低下すると、既存の高利回りの債券の価値が上がります。
新たに発行される債券が低利回りになるため、相対的に既存の債券が魅力的になるからです。


この金利と債券の関係を理解することは、債券投資を行う上で非常に重要です。
市場の金利動向を知ることで、ある程度、債券価格の値動きの方向性を予測する事も可能です。

まとめ
金利と債券の関係を理解することで、経済の動きや自分の資産運用にどのような影響があるか理解することができます。
金利上昇に向かう日本、低下に向かうアメリカでは、どのような影響があるか考えてみると面白いのではないでしょうか。
これからも、皆さんが安心して資産運用を学び、実践できるよう、わかりやすい情報を提供していきますので、次回もお楽しみに。
資産運用の知識を深め、広がる希望(みらい)を一緒に築いていきましょう!

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